本覚院の歴史と魅力
本覚院の歴史は今から900年ほど前まで遡ることができます。
現在本覚院がある所は弘法大師空海が六体の地蔵菩薩を彫刻し安置したところであると言われています。
伝説によるとこの六体の地蔵菩薩が安置されたことにより、この地域は光り輝き、高野山の中でも聖地とされました。
900年前その聖地に行空上人という方が開いたのが現在の本覚院です。
この寺院は多くの文人、絵師に愛され訪れた人の中には平安時代の女流歌人待宵小侍従(よいまちのこじじゅう)や江戸時代初期に活躍した狩野探幽などがいます。
そのため、院内には狩野派の絵師による障壁画が多数残されており、仏前挙式の後の宴会に使われるお部屋にもあるそうです。
また、天井絵も江戸時代のものですがとても250年以上経っているとは思えないほど鮮やかな色を放っています。
また、高野山の庭園ではおなじみの昭和の有名な作庭家重森三玲の手掛けた苔の石庭がこの本覚院にもあります。
本覚院のご本尊は空海や最澄と並んで日本仏教の礎を築いた円珍というお坊さんが彫ったとされる不動明王で、寺内でも有数の寺宝の1つです。
本覚院の修行体験
出典:トリップアドバイザー
本覚院で体験できる修行は写経と阿字観の2種類です。
写経体験では初心者でも取り組みやすいように通常の硯(すずり)と筆と墨だけでなく筆ペンの用意もありますのでうまくなぞれるか不安という方にも体験して戴きやすい配慮がなされています。
また、修行体験には本覚院の修行僧の丁寧な指導がありますので、初めての方にも嬉しいサービスです。
さらに修行僧の中には尼僧(女性のお坊さん)もいますので、女性も気軽に修行に入って行けます。
本覚院に泊まろう!
本覚院の宿坊は洋と和を融合させた雰囲気があります。
客室からは本覚院自慢の5つの庭園が望めるだけでなく車いすの方でも利用できる洗面所やお手洗い、貸し出し用の車いすの用意もあるようです。
また、冷暖房・テレビも全57室の客室に完備され、誰がどんな時に訪れても快適に過ごせます。
また朝・夕の食事も部屋食なので、足の不自由な方には嬉しいサービスです。
入浴施設は大浴場と中浴場の2つがあり中浴場の方は家族風呂としてご利用いただけます。
どちらの浴場にも、ホテルと同じレベルのアメニティが揃っています。
本覚院の宿坊の精進料理は懐石料理の本場、京都で修業を積んだ料理人の手によるものです。
ホームページには実際のメニュー令などが掲載されていないため定かではありませんが、精進料理のしきたりに沿ったメニューが提供されるようです。
また、昼食の予約だけの利用もできますので、百聞は一見に如かり。実際に召し上がりに行かれると良いでしょう。
本覚院の宿坊の予約は基本的に電話かホームページのお問い合わせフォームからとされています。
価格設定も明記されていないため、実際に宿泊を希望される方はどちらかの方法で問い合わせることをおすすめします。
本覚院基本情報
[su_gmap address=”高野山 本覚院”]住所 | 〒648-0211 和歌山県伊都郡高野町高野山618 |
☎ | 0736-56-2711 |
FAX | 0736-56-2784 |
URL | http://www.hongakuin.jp/index.php |
収容人数 | 最大200人 |
駐車場 | 乗用車で15台 |
設備 | 喫煙所 車いす利用可 洋式トイレ(10カ所)宅配サービスの手配可 |
本覚院の対応可能な宿泊客層 | 1人宿泊 女性1人宿泊 団体・グループ アーリーチェックイン(有料)レイトチェックアウト(有料)乳幼児づれ |