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高野山の宿坊ガイド | 上池院の歴史と魅力

高野山萱堂上池院

上池院の歴史

上池院は高野山開山時(1200年前)に弘法大師自ら開基した寺院でご本尊である千手観音像も弘法大師空海の作であると伝えられる高野山を代表する存在です。

寺内には空海が唐に留学し、戻る際に持ち帰ったと言う沙羅双樹の木があります。また寺宝の中には、この時持ち帰った九鈷杵があり現在は奈良国立博物館にて所蔵されています。

鎌倉時代になると、火災により一時は復興が危ぶまれるほどの被害を受けながらも後深草天皇の帰依により復興された後、上池院の中興の祖となる曽眼大阿闍梨が独自の祈祷法を確立しました。この曽眼大阿闍梨祈祷法は上池院の信仰をその後も支えました。

現在見ることのできる本堂の天井には高野山の寺院に多い四季折々の植物画が使われ、釈迦が瞑想した時に頭上を飾った衣笠の天井かざりが設えてあります。

本堂の壁には金剛曼荼羅、胎蔵界曼荼羅もありこれぞ「仏教世界」という神聖で豪華な空間が広がっています。

上池院の宿坊

上池院は金剛峯寺を中心として高野山山内をみると一の橋寄りにあります。

千手院橋交差点までは徒歩で12分金剛峯寺までは約15分の所にあります。

上池院の宿坊は個別のトイレや洗面所のついた客室が30室、共同利用の洗面所が2つとトイレが3つ、浴場が男女1つずつあります。

ほとんどの客室から1000坪の庭園を見ることができます。

全客室畳敷きの10畳の和室に2脚1机の応接セットがついており、一般の和風な旅館と変わらないしようとなっています。

冬時期にはこたつ仕様にもなり宿泊客はいつ訪れてもその手厚いおもてなしを受けることができます。

男女1つずつの大浴場は広々としていながらも御影石の浴槽が美しく高級感があります。

寺内の随所に置かれた九谷焼の美術品や仏画、香炉が上池院の歴史とその魅力を伝えています。

特に上段の間には豪華な仏像と漢詩の書かれた襖がありそこが通常の客室とは違うことを表しています。

上池院の精進料理は二之膳、三之膳の2種類あります。どちらも昼食の予約、宿坊への宿泊をすればお召し上がりいただけます。

昼食でご利用いただく場合は二之膳が3000円、三之膳が5000円の料金で二之膳は天ぷらなどのお食事が6品とごはん、御御御付け、果物の9品が提供されます。

三之膳はお食事が8品とごはん、御御御付け、果物の11品で構成されます。

上池院の宿泊プラン


出典:トリップアドバイザー

上池院の宿泊プランはホームページから閲覧、宿泊予約を取ることができます。

宿泊最低価格は8300円(バストイレなし)で最高価格14000円(三之膳トイレ付き)です。

この料金設定は大きく分けて2種類あります。

1つは二之膳の夕食付のプラン、もう1つは三之膳の夕食付のプランです。

当然のことながら三之膳形式の夕食プランは最低料金が10000円以上ですべての客室でインターネットを利用することができる上、温水洗浄機能付きトイレも設置されています。

一方、二之膳形式の夕食プランは最低価格が8300円、最高価格は11500円で最高価格の客室には温水洗浄機能付きトイレも設置されています。

上池院の宿泊予約

上池院基本情報

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住所和歌山県伊都郡高野町高野山476
0736-56-2318
FAX0736-56-4545
URLhttp://www.koyasan-jyochiin.jp/index.html
収容人数個人約150名、団体150名
駐車場大型バスなら4台、乗用車なら20台
設備洋式トイレ 130畳の大広間
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