高野山の宿坊ガイド | 赤松院の歴史と魅力

赤松院の歴史と魅力

赤松院は今から1100年程前に聖快阿闍梨によって開基されました。

室町時代になると後醍醐天皇の皇子であった護良親王が住職となると、護良親王の護衛であった赤松則村が随従して円心入道となりました。

これ以降「山本坊」と呼ばれていた寺院は「赤松院」と改称し代々、赤松家の菩提をともらう寺院となりました。

江戸時代になると細川家や有馬家の菩提所ともなりました。この有力な武家の帰依によって現在ご本尊として奉られている十一面観音菩薩像と赤松院の中興の祖である円心入道の像や赤松則祐公像がもたらされました。

また、江戸時代の名彫刻家左甚五郎の虎の像などもあり、その見目麗しい様は一見の価値があります。

赤松院のみどころ

高野山赤松院
出典:トリップアドバイザー

赤松院のみどころは、2000坪の雄大な庭園の中にある高野山を代表する自然美とそれと調和している茶室です。

奥の院に近い立地を生かしたこの借景は確かな魅力です。秋になると庭の楓が紅葉し、柘植などの低木の常緑樹や池と調和し筆舌に尽くしがたい世界を見せてくれます。

また、茶室の内部も簡素ですが南天の木を使った床の間や歩くとうぐいすの声が聞こえる「うぐいす張り」の廊下が名物となっています。

赤松院に泊まろう!

赤松院の宿坊は、正直なことを言って本当におススメできません。

このサイトを運営するにあたり様々な宿坊のサイトや口コミを見てきましたが、サービス改善の要求が最も多い宿坊なのではないかと思います。

なので、奥の院参りを中心に考えて観光プランを立てる際、この赤松院を中心に組む前に他の宿坊を検討されることをおすすめします。

宿泊料金の予算は1泊2食で9450円~18900円、広々とした畳敷きの広間では団体客向けに会議などが行えるよう、パイプ椅子と机が用意されています。

客室も見事な障壁画で飾られ、ホームページに掲載されている限りでは清潔で豪華な雰囲気が漂っています。

冬は駅油ヒーターとこたつの暖房設備が取り付けられます。

精進料理は宿泊料金によりグレードが違うものの、三ノ膳形式の精進料理で胡麻豆腐や高野豆腐を中心に刺身こんにゃくなど他の宿坊と遜色ないお料理が提供されます。また、夏の時期はそうめんが提供されることもあります。

また、大浴場は夕方4時から午後9時まで利用することができます。一回に利用できる人数は小浴場が3人、大浴場が7人です。

どちらの湯船も高野山の湧き水を沸かしたお風呂です。是非、ゆっくりと旅の疲れを癒して下さい。

宿泊予約はじゃらんのページと赤松院の電話で受け付けています。

じゃらんの宿泊予約ページでは各種プランが提案されていますが、この中に一つだけ注意が必要なプランがあります。

それは「写経・阿字観 宿坊でできる修行体験プラン」です。

口コミの中で、このプランを予約したにもかかわらず阿字観は他の寺院で体験したという方が多くいました。つまり阿字観は赤松院が他の寺院と仲介して体験できる修行のようです。

もしちゃんと写経体験と阿字観を体験したい方は、このサイトの中でも数多く御紹介していますので、そちらを御利用下さい。

赤松院の宿泊予約

赤松院基本情報

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住所和歌山県伊都郡高野町高野山571
0736-56-2734
FAX0736-56-4429
URLhttp://sekishoin.jp/index.htm
収容人数個人約200名、団体約250名
駐車場大型バスなら5台乗用車なら30台
設備洋式トイレ
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