「高野山内の案内」カテゴリーアーカイブ

高野山はお寺だけの街ではありません。お寺とともに発展してきた宗教都市であり、そこには飲食店やガソリンスタンド、警察署や学校などがあり路線バスも運行されています。そんな高野山に観光に行く時に知っておくと便利な場所や交通手段などを紹介します。

高野山のお土産について

高野山名物高野豆腐

高野豆腐

高野山には1200年の歴史があります。

その間山に籠って修行してきたお坊さんの楽しみはやはりたまに入れる温泉と1日3回の食事だったのではないでしょうか。

その中でお坊さんたちの叡智を集めて作られたのがこの高野豆腐です。

高野豆腐は普段は乾燥させて重量もたいしたことないので、訪ねてきた下界の人達に持たせることもでき、腹持ちも良いことから大変重宝されました。

噛めば噛むほど出汁が染み出し、まるで肉を噛み締めるようにして食べられます。

けして加賀麩や京麩のような華やかさはありませんが、それを彩るためにニンジンやカボチャなどが添えられ工夫が重ねられます。

高野山をお土産にしたら、そのおもてなしの心も一緒にお土産にして食卓で披露して下さい。

高野山名物胡麻豆腐

胡麻豆腐

胡麻豆腐は、「豆腐」とはついていますが、実際には大豆もにがりも使われていません。

練りごまを葛で固めているため、通常の豆腐とは違い一切防腐剤を使うことができません。

特に濱田屋の胡麻豆腐は要冷蔵で持ち帰れる高野山唯一の胡麻豆腐として知られ、6個1600円(8個2100円)で販売されています。

お家が近くでその日のうちに持って帰れるという方は是非どうぞ。

お皿にのせるとフルフルとして涼やかで一口食べれば高野山1200年の叡智を感じます。

病み上がりの人にはもってこいの一品です。

このサイトでも20件余りの宿坊を紹介してきましたが、高野山に来たら是非お召し上がりください。

高野山のお菓子

みろく石本舗 かさ國 みろく石

出典:https://jp.pinterest.com/pin/21040323235665286/

高野山には高野豆腐や胡麻豆腐の他にも沢山魅力的なお土産があります。

その1つが写真のみろく石です。

みろく石はかさ國の作るお土産菓子のひとつで皮の中には小豆餡が詰まっています。

同じかさ國の小鈴最中も有名です。

本物の鈴のような形の最中で今にもチリンと音がしそうなど可愛い造りです。

麩善のもみじ麩や生麩も見目麗しくプルンとしていて美しいお土産です。

特に笹巻あんぷはいわゆる生麩まんじゅうでよもぎの香りが爽やかな一品です。

こちらはインターネットでお取り寄せすることもできますので、また食べたいと言う方はお取り寄せしてみて下さい。

 

この他にも、高野山のお土産屋さんに行けばどこでも買えるやきもち、かるかや餅、槙の華(栗蒸羊羹)も人気のお菓子ですが、高野山の土産に数珠という方もいるようで、千手院橋東のバス停近くにある数珠屋四郎兵衛は大きな間口を1年中開けてお客様を迎えています。

そのずっしりとした立派なお店の造りに高野山での商売の長さを感じます。

高野山のお土産まとめ

お土産屋

高野山の美味しいとされるお土産はなかなか日持ちが長くないものが多く、東京在住の筆者が購入するには少しハードルの高いものばかりでした。

小鈴最中も前日までに注文しておくことが必要でした。

麩善はネットでお取り寄せできるので気軽に買い物でき、千手院橋東のバス停から刈萱堂のバス停の間にはおみやげ処が沢山あり、高野山に一泊して帰る前に一度立ち寄ると思いがけない良いお土産に出会えます。

また、南海バスの1日フリーパスにはお土産が値引き価格で購入できるクーポン券がつていますので、お土産を買うことを前提にして高野山で観光するなら購入しておきましょう。

高野山の移動に便利な南海りんかんバス

高野山の観光ポイントとなるバス停

千手院橋バス停

高野山の観光所要時間は最短でも2時間、その移動手段はバスかレンタカーのいずれかになります。

最も自由度が高いのがレンタカーですが、こちらは金剛峯寺前にあるゼネラル高野山まで行かないと借りれないため電車とケーブルカーを使って高野山に行く場合はやはり高野山山頂駅からバスを使って金剛峯寺前まで行く必要があります。

そのためここでは高野山の中を走る南海バスについて解説していきます。

高野山の中を走る南海りんかんバスはケーブルカーの高野山山頂駅、大門周辺から奥の院、さらに山の中に入っていった地域である奈良県吉野郡の立里までを約1時間でつないでいます。

高野山観光でポイントとなる停留所は実質5つで駅から近い方から挙げていくと高野山駅前バス停、霊宝館前、金剛峯寺前、千手院橋、奥の院前です。

特に千手院橋は奥の院前行きが東バス停(紀陽銀行前)、駅行きが西バス停(数珠屋四郎兵衛店舗前)で行く方向によって停留所のバス停が違うため、注意が必要です。

霊宝館前のバス停を最寄りとする観光スポットは霊宝館、勧学院、壇上伽藍です。

金剛峯寺前を最寄り駅とする観光スポットは多く金剛峯寺、六時の鐘、高野山大学、高野山大師教会、常喜院赤地蔵の5カ所に行く際はこちらで下車すると良いでしょう。

高野山の南海バスのお得情報

1日フリー乗車券

高野山を走る南海りんかんバスにはお得な乗車券があります。それが、1日フリー乗車券です。

この乗車券には観光スポット14カ所の値引きクーポンがついており、特に麩善は高野山土産で有名な笹巻あんぷの販売店です。

また霊宝館や金剛峯寺の入館割引クーポンも含まれているので大変お得です。

この他に、高野山駅と立里荒神バス停までの往復乗車券(2560円)、高野山から熊野大社までの乗り継ぎきっぷ(2590円)なども販売されています。

ちなみに高野山駅から立里荒神までの急行バスは予約が必要ですので、事前に手配するようにしましょう。

南海電鉄との乗り継ぎ時刻表

高野山駅から奥の院まで行くバスは基本的に南海電鉄のケーブルカーと接続しています。

しかし、高野山駅から接続していけるのは奥の院だけではありません。

奈良県の吉野の山奥で、修験道の聖地でもある立里荒神の他にも熊野本宮大社や龍神温泉にもこの接続を利用して向かうことができます。

高野山駅から立里荒神に行くバスは朝9時50分と11時発の2本、逆ルートも立里荒神益12時発と13時10分の2本です。

高野山駅から熊野本宮大社には高野山駅前バス停9時50分と13時55分の2本、本宮大社からは8時20分と12時17分発の2本が接続しています。

高野山から熊野詣でに行くときは午前中に出掛けると色々な場所を巡ることができそうです。

高野山の南海りんかんバスまとめ

高野山の中を走る南海りんかんバスは高野山の山のだけでなく隣県の聖地吉野家熊野大社まで接続していることが分かりました。

しかし、高野山の中でも大門の周辺はバスの運行が1時間に1本状態で、高野山を隅から隅まで見るのにはやはり3時間以上かかります。

遠距離行路は便利ですが、観光客の増加で路線バスの本数も増加するとさらに快適な観光プランがたてられるように思いました。

是非、大門の方に観光に行く際はバスの時間に注意して行動して下さい。

今回参考にしたホームページはこちら

http://www.rinkan.co.jp/

精進料理にカフェ 高野山のおすすめ飲食店

高野山の名物料理

高野山にはいくつか有名な名物料理があります。

ここではお土産とは別にお料理だけ紹介してその奥深さや面白さを紹介していきます。

高野山の名物と言えば、高野豆腐に胡麻豆腐、2つを使った精進料理が挙げられます。

宿坊紹介でもお話ししたように高野山の中には精進料理を宿坊に泊まらずに戴くところが何軒かあります。

宝善院光明院大明王院持明院の他にもありますがそもそもなぜお寺では精進料理を食べるのでしょうか?

高野山大明王院精進料理
大明王院の精進料理 出典:トリップアドバイザー

精進料理には動物の肉を食べないと言う仏教の不殺生の考えが反映されています。

生きているのは動物だけではないのですが、動物の肉は血が通っており、その血はけして清いものではないとされています。

そのため、常に御仏に奉仕する立場の修行僧は口にしてはいけないと言うのが精進料理の考えで、野菜や大豆でできたお豆腐やお麩、白米などの食品を使って料理を作ります。

しかし、それだけでは見た目が地味であるために紅葉したもみじの葉を添えたり、笹の葉でくるんで緑の鮮やかさを見せたり漆の器を使って来客にもてなしの心を伝えます。

このような心は真言宗だけでなくお茶やお花の起源である曹洞宗にもあるため精進料理の中には華やかなものもあるのです。

高野山名物の胡麻豆腐と高野豆腐は肉を用いなくとも腹持ちがよく食べごたえがあり、肉の代わりとなるものとしてお坊さんたちが一生懸命研究した食べ物です。

胡麻豆腐は例外を除いてなかなか高野山から持って帰ることは難しい食べ物です。

日本には実はこのような「日持ちがしない美味しいもの」が沢山あり、例えば仙台のずんだ餅や伊勢の赤福などはその代表的な例です。

古都である京都もお寺が多いことから日持ちしない美味しい食べ物が沢山あります。

全国のお寺が多い地域には同じように「日持ちしない美味しい食べ物」がありますので探してみて下さい。

高野山の飲食店ジャンル別紹介

高野山にあるのはなにも精進料理のような和食のお店だけではありません。

ここでは色々なジャンルのおすすめの飲食店を紹介します。

<和食部門>

花菱
花菱 出典:https://blogs.yahoo.co.jp/metuhiko/34573386.html

一乗院など高野山には沢山の宿坊で和食が提供されていますが、一般の飲食店では花菱さんが有名です。

精進料理以外の松花堂弁当や幕の内弁当も提供しているため外国人の方にも好評です。

<洋食・カフェ部門>

梵恩舎

梵恩舎 出典:https://blog.goo.ne.jp/harigatake1961/e/4d03083065f0ad149ea2ceefd2f27909

梵恩舎(BON ON ShyA international CAFE)は高野山の中でも数少ない洋風のカフェで手作りケーキが評判です。

取材日当日定休日だったため、その美味しさについては分かりませんでしたが、開店する日は店の前に列ができるほどだとか。

<なんでも食べたい方へ>

高野山だからと言って肉食を我慢したくないと言う人には、高野山大学の学食をおすすめします。

高野山には基本的にファミレスがありません。そのためふつうの料理を提供している飲食店は高野山大学の学食くらいしかありません。

カレーから定食まである程度リーズナブルなメニューが揃っていますので精進料理に飽きた際にはこちらを利用しましょう。

高野山の飲食店まとめ

高野山の飲食店の中には一般的な定食屋さんの他に名物の精進料理に限らず和食のお店が多く、カフェも自然派を思わせるところが多くありました。

最も驚いたことは意外なことに居酒屋さんが数件あり、修行僧もお酒は禁止されていないことです。

やはり修行僧も人の子、お酒に目がない人もいることを知りなんだか親近感がわきました。

最後に高野山内のおすすめ飲食店を地図にしてみましたのでご参考にして下さい。
(精進料理が宿泊なしで食べれる寺院も入っています。)

<高野山の飲食店>