三宝院の歴史と魅力
三宝院の歴史は今から1200年前弘法大師空海の母上が建立したことに始まります。
現在見ることのできる建造物は江戸時代中頃(今から300年前)のもので、三宝院には他にも北面大師像や明治の日本画家高屋肖哲の謡曲『高野物狂』、『紅葉三宝院』を画題にした障壁画もあります。
また、三宝院の寺宝の中には高野山の明治21年の火災で焼失してしまった高祖院の寺宝も含まれています。
高祖院は鎌倉時代に僧月寿坊圓雅によって創設された寺院です。如意輪観音をご本尊とし、聖武天皇の皇后であった光明皇后の御舎利塔を祀っていた寺院でした。
三宝院の境内にはこの他にも三笠宮殿下が命名された臨紅庭や水子地蔵などが三宝院の長い歴史を伝えています。
三宝院の行事
三宝院の年中行事は高野山の他の寺院とほぼ同じです。ただ一つ違う点は、それらの行事の模様をすべてFaceBookで配信していることです。
8月の水子供養の灯籠流しの様子や尺八のコンサートなど、臨場感のある美しい写真が掲載さており、宿坊選びの際には良い材料となります。
1月の取水の儀、2月の星供養、8月の水子供養祭の他3月と9月のお彼岸、8月の盂蘭盆会とお施餓鬼が三宝院の主な年中行事です。
三宝院に泊まろう!
三宝院の姫シャガ 出典:oyajino趣味
三宝院の宿坊は、庭園がウリです。毎年5月、庭園を彩るシャクナゲ、姫シャガ、満天星(ツツジの一種)が咲き誇り、姫シャガの寺の異名に負けない美しい景色が広がります。
客室は実に質素ながら2人で過ごすには十分の広さで、9000円を最低価格に値段によりお食事とともにグレードが上がっていきます。
全ての客室が2階にあり庭園を見下ろす形でお過ごしいただけます。
精進料理は二ノ膳形式でありながら1つずつの量が多いため男性でもご満足いただける量です。また、一人での宿泊も昼食のみの利用(3700円から)も可能です。
宿坊に宿泊した方限定で阿字観(3000円)と写経(2000円)の修行も体験することができます(要予約)。
奥の院と大門のほぼ中間という立地にあるため観光にも最適との評判もあります。
しかし、ホームページではこれ以上の情報の掲載がないのため、実際に利用するなら三宝院までお問い合わせすることをおすすめします。
宿泊予約はホームページのお問い合わせフォームと電話より受付ているようです。
三宝院基本情報
[su_gmap address=”高野山 三宝院”]住所 | 和歌山県伊都郡野町高野山580 |
☎ | 0736-56-2004 |
FAX | 0736-56-2188 |
URL | http://www.sanboin.com/ |
収容人数 | 個人約80人、団体150人 |
駐車場 | 大型バスなら3台・乗用車なら10台 |
設備 | 茶室 洋式トイレ |